- 金近廉は
どんな プレースタイル? - 3ポイントの
愛称 「恋する 放物線」とは? - Bリーグの
成績は? - 評価と
課題は? - 日本代表・アジア大会での
活躍は? 背番号は?
千葉ジェッツの
目次
01金近廉のプレースタイルは? 197cmの3ポイントシューター
金近廉選手のプレースタイルをひと言でいうと、197cmの高さから3ポイントシュート(遠い距離から決めると3点になるシュート)を打ち続けるシューターです。B.LEAGUE公式の成績では、Bリーグで打ったシュートの7〜8割が3ポイントでした。
シュートだけの選手ではありません。高さを生かした守備や、2025-26シーズンの後半からはゴールに切り込むプレーも増えています。特徴を表にまとめました。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| いちばんの武器 | 3ポイントシュート。リングから遠い位置からでも打てる |
| シュートの形 | 高い弧を描くシュート。愛称は「恋する放物線」 |
| 役割 | 千葉ジェッツでは主に途中から出て、外から点を取る |
| 守備 | 197cm・98kgの体で、いくつかのポジションの相手に付ける |
| 伸びている点 | ゴールへの切り込みやダンク(2025-26シーズンの後半から) |
※B.LEAGUE公式の成績と、本人のインタビュー(バスケットボールキング 2023年7月2日、ワニブックアウト 2026年7月10日、web Sportiva 2026年9月22日)をもとに当サイトがまとめたもの。
ポジションはスモールフォワード
B.LEAGUEに登録されているポジションはスモールフォワードです。外からのシュートも、ゴール近くへの切り込みもこなす「ウイング」と呼ばれる位置の選手です。
ただ、子どものころから同じ位置だったわけではありません。小学生ではセンター、中学ではポイントガード、高校ではパワーフォワードと、背の高さに合わせて役割が変わってきました(バスケットボールキング 2023年7月2日)。U16日本代表では2番(シューティングガード)か3番(スモールフォワード)を務めました。いろいろな位置を経験したことが、大きいのに外から打てるプロでのスタイルにつながっています。
2026-27シーズンも、B.PREMIER(2026-27シーズンに始まった国内トップリーグ)の千葉ジェッツで背番号12を付けています。身長・体重・背番号のくわしい話は金近廉の身長の記事にまとめています。
023ポイントの愛称「恋する放物線」とは?
「恋する放物線」は、金近選手の3ポイントシュートの呼び名です。197cmの長身から放つシュートがきれいな弧を描くことから、千葉ジェッツでプレーするなかでそう呼ばれるようになりました(web Sportiva 2026年9月22日)。
読売テレビの番組「あすリート」は2024年6月、「思わず見とれてしまう美しい弧を描く」ことから、ファンの間でそう呼ばれていると紹介しています。クラブも試合のハイライト動画の題名にこの言葉を使い、2024年1月には「#恋する放物線」の言葉とともに、クラブのLINEスタンプを紹介していました。
誰が最初に名付けたのかは、クラブや本人からの説明が見つかりませんでした。2025年11月には、千葉ジェッツが金近選手のプロデュースした香水「Parabolic Love」(パラボリック・ラブ)の発売を発表しています(千葉ジェッツ公式 2025年11月21日)。
ほかの呼び名・キャッチコピー
| 呼び名 | どこで使われているか |
|---|---|
| 恋する放物線 | 3ポイントシュートの愛称。千葉ジェッツ・配信のバスケットLIVE・報道 |
| コートに舞い降りた貴公子 | B.LEAGUE公式の選手ページのキャッチコピー |
| 覚醒3Pシューター | テレビ朝日の日本代表メンバー紹介のキャッチコピー |
| かねち | ニックネーム(東海大学男子バスケットボール部の選手紹介など) |
見た目の評判から「貴公子」と呼ばれることもありますが、コートでの代名詞は3ポイントです。2024年に「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」で1位になったことも話題になりました(あすリート)。
03シュートフォームの特徴:高い弧と、遠くからでも打てる距離
金近選手のシュートは、ボールが高い弧を描いてリングに落ちるのが特徴です。千葉ジェッツ公式の動画も「綺麗な弧を描く芸術的シュート」と紹介しています。上の動画は、3ポイントを11本中7本決めた試合のシュートを集めたものです。
本人が強みに挙げるのは、打てる距離の広さです。「リングからの距離に関係なく打てるのが自分の強み」と話し、2021年のU19ワールドカップでは、背が高く腕の長い相手が多いなかで「少しディープなところ」から打ち、3ポイントの成功率が大会8位だったと振り返っています(バスケットボールキング 2023年7月2日)。
- 「リングからの距離に関係なく打てるのが自分の強み」(2023年7月)
- 「3ポイントシュートは良い感触で決めることができ、そこが一番の武器」(2023年2月・日本バスケットボール協会のキャンプレポート)
- 「同じサイズのウイングの選手の中では、3ポイントシュートが入ると思っている」(2026年6月・バスケットカウント)
腕の振りや手首の使い方といった細かいフォームの分析は、クラブや本人から公表されていません。この記事では、公式の動画と本人の言葉で分かることだけを紹介しています。
04【データ】Bリーグの成績:シュートの7〜8割が3ポイント
| シーズン | 試合(先発) | 平均得点 | 3P成功率 | 3P成功数 |
|---|---|---|---|---|
| 2023-24(B1) | 57(7) | 6.2 | 34.8% | 81本 |
| 2024-25(B1) | 60(12) | 5.5 | 38.6% | 80本 |
| 2025-26(B1) | 47(7) | 6.3 | 36.6% | 64本 |
| 2026-27(B.PREMIER) | 7(1) | 6.9 | 37.5% | 12本 |
※B.LEAGUE公式の選手プロフィール「シーズン成績」(2026年10月12日更新)。レギュラーシーズン(リーグ戦)のみ。2026-27は10月12日までの7試合。3Pは3ポイントシュート。
B.LEAGUE公式の成績によると、金近選手のB1での3シーズン(2023-24〜2025-26)は合わせて164試合に出て、3ポイントを615本打って225本決めました。成功率は36.6%です。先発はどのシーズンも少なく、主に試合の途中から出て、1試合16〜19分ほどの時間で外から点を取る役割を任されてきました。
打ったシュートの内訳を見ると、2023-24シーズンは75%、2024-25シーズンは79%が3ポイントでした。得点に占める3ポイントの割合も、2024-25シーズンは73.4%にのぼります(B.LEAGUE公式)。点の取り方の中心が、はっきり3ポイントであることが数字にも出ています。
2025-26シーズンは3ポイントの割合が69%に下がり、代わりに2ポイント(3ポイントの線より内側のシュート)の成功率が58.4%に上がりました。本人は、このシーズンの後半から「ペイントアタック(ゴール近くへの切り込み)やダンクシュートなど、それ以外のプレーも出せるようになった」と話しています(ワニブックアウト 2026年7月10日)。
このシーズンは2025年12月6日の試合で右肩を痛めて全治6週間と診断され、本人によると1カ月ほどチームを離れました。けがをする前の3ポイント成功率は46.2%と好調でした(バスケットボールキング 2025年12月7日)。
1年目の2023-24シーズンは新人賞
プロ1年目の2023-24シーズンには、開幕戦で先発に選ばれ、12月には1試合22得点を記録しました(あすリート)。チームの天皇杯2連覇などに貢献し、B.LEAGUEの最優秀新人賞を受けています。千葉ジェッツの選手が新人賞を受けたのは初めてでした(バスケットボールキング 2024年5月31日)。
05評価:強みは「高さのあるシューター」、課題は安定感
| 内容 | 出どころ | |
|---|---|---|
| 強み | 身長が高くて3ポイントが打てて、守備もできる | トム・ホーバス日本代表ヘッドコーチ(2023年2月) |
| 強み | 点を取る役を任され、本人のための作戦が用意された | 吉本泰輔アジア大会代表ヘッドコーチ(2026年9月) |
| 課題 | 当たる日と当たらない日の差 | 本人「波に乗ることができれば」(2026年6月) |
| 課題 | ボールを持っていないときの守備、リバウンド(外れたシュートを取る)やアシスト(得点につながるパス) | 本人(2023年7月・2026年9月) |
※出どころの資料:日本バスケットボール協会のキャンプレポート(2023年2月10日)、バスケットボールキング(2023年7月2日・2026年9月22日)、バスケットカウント(2026年6月)、web Sportiva(2026年9月22日)。
日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチは2023年2月、金近選手に「今の男子日本代表に足りない存在として、身長が高くて3ポイントシュートが打てて、ディフェンスもできる選手」と伝えています(日本バスケットボール協会のキャンプレポート)。千葉ジェッツの池内勇太ゼネラルマネージャーも、加入の発表で「高校2年生の頃から追いかけて」きたと明かしていました(千葉ジェッツ公式 2023年4月5日)。
一方で本人は、得意の3ポイントに頼りすぎない選手を目指しています。2026年6月の代表合宿では「波に乗ることができれば、どんどん活躍できる」と話しつつ、出場時間を得るために守備や「スタッツ(記録)に残らない部分の貢献」が必要だと語りました(バスケットカウント)。
06日本代表:19歳で20得点のデビューと、その後の歩み
金近選手の日本代表デビューは、東海大学2年だった2023年2月23日のワールドカップ・アジア地区予選のイラン戦です。19歳で、第1クォーター(10分ずつ4つに分けた最初の区切り)の途中から出場し、3ポイント6本を含む20得点をあげて、日本の96-61の勝利に貢献しました(バスケットボールキング 2023年2月23日)。
試合後には「トムさんにシューターとしてどんどんシュートを打ってほしいと言われていた」と話しています。その後は2023年のワールドカップ、2024年のパリオリンピックとも、大会の直前で代表メンバーから外れました(テレビ朝日の代表メンバー紹介)。初めて国際大会の本番に出たのは、2025年8月のFIBAアジアカップです。
| 時期 | 大会(場所) | 試合 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 2023年2月 | W杯2023アジア地区予選(高崎) | 2 | 20・0 |
| 2023年7〜8月 | 国際強化試合(W杯前) | 5 | 計16 |
| 2024年2・6月 | アジアカップ予選・日本生命カップ | 3 | 計0 |
| 2025年2月 | アジアカップ2025予選(中国・モンゴル) | 2 | 3・15 |
| 2025年7月 | 日本生命カップ・強化試合など | 6 | 計42 |
| 2025年8月 | FIBAアジアカップ2025(サウジアラビア) | 4 | 計11 |
| 2026年2〜3月 | W杯2027アジア地区予選(沖縄) | 2 | 0・3 |
| 2026年7月 | W杯2027アジア地区予選(韓国) | 1 | 0 |
| 2026年9月 | アジア大会(愛知・名古屋) | 6 | 計67 |
※出場した試合のみ。2023年2月〜2026年7月はバスケットボールキングの選手データページの代表スタッツ、アジアカップ2025はテレビ朝日の大会スタッツ、アジア大会はweb Sportiva(2026年9月22日)をもとに当サイトが集計。
2026年のワールドカップ・アジア地区予選では、2月から3月の沖縄での2試合が合わせて8分43秒、7月の韓国戦が1分24秒の出場でした(web Sportiva 2026年9月22日)。本人も「前回のウィンドウでは5分ぐらいの出場で終わってしまっています」と話し、主力として出ることを目標に掲げています(バスケットカウント 2026年6月)。
日本代表の背番号は13
日本代表での背番号は13です(テレビ朝日の代表メンバー紹介)。東海大学でも13を付けていて、千葉ジェッツでは12です。13を選んだ理由は、本人や公式の説明が見つかりませんでした。
07アジア大会2026:準決勝19得点、64年ぶりの銀メダル
2026年9月に愛知・名古屋で開かれたアジア大会では、若手中心の日本代表の点取り役を任されました。吉本泰輔ヘッドコーチは前半・後半の最初の攻撃で、金近選手のシュートから始まる作戦を何度も用意しています(web Sportiva 2026年9月22日)。
初戦のインドネシア戦は3ポイント4本を含む15得点。その後の3試合はシュートの成功率が25%と苦しみましたが、準決勝の中国戦でチーム最多の19得点をあげ、日本は97-77で勝って決勝に進みました。9月20日の決勝の韓国戦も3ポイント3本を含む13得点で、チームで最も長い29分55秒プレーしています。日本は57-67で敗れ、64年ぶりの銀メダルでした(バスケットボールキング 2026年9月22日、web Sportiva)。
大会を通した平均11.16得点は、アレックス・カーク選手に次いでチーム2番目です(バスケットボールキング)。本人は中国戦のあと「チームとして打たせてもらっているシュートが多い」と仲間に感謝し、決勝のあとは「シュートだけじゃなくて、リバウンドだったり、アシストだったり、そういうところでもチームに貢献できる選手になりたい」と話しました(web Sportiva)。
当サイトの注目度(日本語版Wikipediaの閲覧数)でも、決勝の日の2026年9月20日に1日22,735回と、2025年10月以降でいちばん多く読まれました。準決勝の9月18日も6,282回です。2026年10月13日までの30日間では42,406回で、B.PREMIERの選手269人の中で最も多くなっています。
よくある質問
金近廉のポジションは?
B.LEAGUEの登録はスモールフォワードです。外からのシュートと、ゴール近くへの切り込みの両方をこなすポジションです。中学ではポイントガード、高校ではパワーフォワードも経験しています。
「恋する放物線」は誰が名付けたのですか?
誰が最初に名付けたのかは、クラブや本人からの説明が見つかりませんでした。高い弧を描く3ポイントシュートが、千葉ジェッツでプレーするなかでそう呼ばれるようになったと報じられています(web Sportiva 2026年9月22日)。
金近廉の背番号は?
千葉ジェッツでは12、日本代表では13です(2026年10月時点)。東海大学でも13を付けていました。番号の理由は公表されていません。
金近廉は新人賞を取ったことがありますか?
プロ1年目の2023-24シーズンに、B.LEAGUEの最優秀新人賞を受けています。千葉ジェッツの選手では初めての受賞でした。
金近廉の試合はどこで見られますか?
B.LEAGUEの試合は、B.LEAGUE公式が案内する配信サービス「バスケットLIVE」で見られます。日程は千葉ジェッツ公式サイトとB.LEAGUE公式サイトで確かめられます。
まとめ:金近廉のプレースタイルと成績
- プレースタイルは、197cmの高さから3ポイントを打つシューター。ポジションはスモールフォワード
- 高い弧を描く3ポイントは「恋する放物線」と呼ばれる。千葉ジェッツでプレーするなかで広まった呼び名
- B1の3シーズンで3ポイント成功率36.6%。打ったシュートの7〜8割が3ポイント(B.LEAGUE公式)
- 2025-26シーズンの後半からは切り込みやダンクも増え、守備やリバウンドでの貢献も目標にしている
- 日本代表は2023年2月に19歳でデビューし20得点。背番号13。2026年のアジア大会では準決勝19得点で銀メダル
千葉ジェッツの次のホームゲームは、2026年10月17日(土)の島根スサノオマジック戦と、10月19日(月)の東京サンロッカーズ戦です(B.LEAGUE公式の選手ページの日程)。試合はB.LEAGUE公式が案内する配信サービス「バスケットLIVE」で見られます。最新の成績はB.LEAGUE公式の選手ページで確かめられます。
プロフィールは金近廉の選手ページ、身長の話は金近廉の身長の記事へ。同じ千葉ジェッツの富樫勇樹のプレースタイル、渡邊雄太のプレースタイルや、千葉ジェッツのデータもあわせてどうぞ。
※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。
出典・参考
- B.LEAGUE公式 金近廉 選手プロフィール・シーズン成績(2026年10月12日更新) https://www.bleague.jp/roster_detail/?PlayerID=51000267
- web Sportiva(2026年9月22日)アジア大会 金近廉が日本代表として描いた「恋する放物線」 https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2026/09/22/post_7/
- バスケットボールキング(2026年9月22日)アジア大会 金近廉 https://basketballking.jp/news/japan/20260922/633964.html
- バスケットボールキング 金近廉 選手データ(日本代表スタッツ) https://basketballking.jp/player/article/449333.html
- バスケットボールキング(2023年2月23日)6本の3P含む20得点でA代表デビュー https://basketballking.jp/news/japan/mnational/20230223/418102.html
- バスケットボールキング(2023年2月23日)日本代表追加招集選手を徹底紹介 金近廉 https://basketballking.jp/news/japan/mnational/20230223/418022.html
- バスケットボールキング(2023年7月2日)金近廉インタビュー https://basketballking.jp/news/japan/mnational/20230702/439814.html
- バスケットボールキング(2024年5月31日)金近廉が新人賞 https://basketballking.jp/news/japan/b1/20240531/489534.html
- バスケットボールキング(2025年12月7日)金近廉 右肩のけが https://basketballking.jp/news/japan/20251207/580945.html
- バスケットカウント(2025年7月)日本生命カップ2025 金近廉 https://basket-count.com/article/detail/230314
- バスケットカウント(2026年6月)ディベロップメントキャンプ 金近廉 https://basket-count.com/article/detail/264586
- ワニブックアウト(2026年7月10日)金近廉インタビュー https://www.wanibookout.com/165876/
- あすリート(読売テレビ 2024年6月22日)金近廉 https://ytv-athlete.jp/basketball/29550
- テレビ朝日 FIBAアジアカップ2025 日本代表メンバー 金近廉 https://www.tv-asahi.co.jp/basketball/asiacup2025/member/detail/13.html
- 千葉ジェッツ公式(2023年4月5日)金近廉選手 加入のお知らせ https://chibajets.jp/news/detail/id=21720
- 千葉ジェッツ公式(2025年11月21日)選手プロデュースフレグランスの発売 https://chibajets.jp/news/detail/id=23899
- 日本バスケットボール協会「男子日本代表:ディベロップメントキャンプレポート」(2023年2月10日)