- バスケ日本代表に
外国人は いるの? - 帰化枠は
なぜ 1人だけ? - ハーフの
選手は 帰化枠に 入る? - 外国出身の
選手が 日本代表に なる 条件は? - ラグビーより
外国人の 条件が ゆる い?
バスケットボールの
目次
01バスケ日本代表に外国人はいる? 全員が日本国籍で、帰化選手は1人まで
| 選手の区分 | 日本代表に入れる? | 2026年8月31日カタール戦の12人 |
|---|---|---|
| 外国籍の選手(日本国籍がない) | 入れない | 0人 |
| 帰化選手(16歳になってから日本国籍を取った) | 1チーム1人まで | 1人(ジョシュ・ホーキンソン) |
| それ以外の日本国籍の選手(親が外国出身の選手も含む) | 人数の制限なし | 11人(八村塁・河村勇輝・馬場雄大・渡邊雄太・富永啓生 ほか) |
※出典:国際バスケットボール連盟(FIBA)の代表資格の規則、日本経済新聞(2020年2月20日)、バスケットボールキング(2026年8月30日・カタール戦の登録メンバー)。
バスケットボールの日本代表に、外国籍のままの選手はいません。代表としてプレーするには日本国籍が必要だからです。外国出身の選手は、帰化(申請して日本の国籍を取ること)をしてから代表に入ります。
そのうえで、16歳になってから国籍を取った「帰化選手」は、国際大会の登録メンバー12人のうち1人までと決まっています(国際バスケットボール連盟=FIBAの規則)。日本経済新聞は「12人のメンバーに入れる帰化選手は1人だけ」と書いています(2020年2月20日)。
たとえば、W杯2027アジア予選の2026年8月31日のカタール戦の12人で、帰化選手はジョシュ・ホーキンソン選手1人だけでした。父がベナン出身の八村塁選手も同じ12人にいますが、生まれたときから日本国籍なので帰化選手ではありません。「外国人が多い」と感じても、帰化選手は多くて1人です。
02帰化枠はなぜ1人? FIBAの「16歳」の決まり
| 国籍を取った時期など | 代表での扱い |
|---|---|
| 16歳になってから帰化などで国籍を取った | 帰化選手。12人のうち1人まで |
| 生まれたときから、または16歳より前に国籍を取り、16歳の誕生日より前に発行された日本のパスポートがある | 帰化選手に数えない(人数の制限なし) |
| 生まれたときから2つ目の国籍を取る権利があったが、16歳を過ぎてから取った | 帰化選手と同じ扱い |
※出典:国際バスケットボール連盟(FIBA)の代表資格の規則(Internal Regulations Book 3)。パスポートが無い場合は、FIBAの事務総長の判断になります。
帰化枠が1人なのは、日本だけの決まりではなく、FIBAがすべての国の代表に同じルールを決めているからです。「16歳を過ぎてから帰化した選手は1人しか登録できない」と、Number(2020年2月15日)も説明しています。
ポイントは「いつ国籍を取ったか」です。16歳より前に国籍を取っていれば、帰化した選手でも帰化選手には数えません。逆に、16歳を過ぎてから国籍を取った選手は、どこの出身でも帰化選手になります。外国出身の大人の選手を何人も集めて代表を作ることはできない仕組みです。
ハーフの選手は帰化枠に入る?
親の一方が日本人で、生まれたときから日本国籍を持つ選手は、帰化選手ではありません。たとえば八村塁選手は、父がベナン出身・母が日本人で、富山市で生まれ育ちました。こうした選手は人数の制限がなく、帰化選手と同じ12人に何人でも入れます。
ただしFIBAの規則では、16歳より前から日本国籍だったことを、16歳の誕生日より前に発行されたパスポートで示すことになっています。生まれつき日本国籍を取れる立場でも、16歳を過ぎてから取った場合は帰化選手と同じ扱いになります。八村選手の家族のことは八村塁はどこのハーフ?、父がアメリカ出身のジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手はハーパージュニアの両親で書きました。
03外国出身の選手が日本代表になる条件は? 帰化と2026年4月からの「10年」
| 主な条件 | 中身 |
|---|---|
| 日本国籍を取る(帰化) | 法律では「引き続き5年以上日本に住む」「18歳以上」「素行が善良」「生活に困らない」「原則として元の国籍を失う」など |
| 日本社会に溶け込んでいる | 法務省は「日常生活に十分な日本語の力(会話と読み書き)」や「10年以上在留していること」などが必要としている(2026年4月からの運用) |
| 代表の帰化枠に入る | 16歳を過ぎて国籍を取った選手は、12人のうち1人だけ |
| ヘッドコーチに選ばれる | 帰化選手どうしで1つの枠を争う |
※出典:法務省「帰化許可申請」(2026年10月20日に確認)、共同通信の英文配信(2026年3月27日)、FIBAの代表資格の規則。帰化の条件は最低限のもので、満たしても必ず許可されるとは限りません。
外国出身の選手が日本代表になるには、まず帰化して日本国籍を取る必要があります。国籍法では「引き続き5年以上日本に住んでいる」ことが条件の1つです。原則として元の国籍を失うことも条件で、帰化は選手にとって大きな決断です。
さらに2026年4月1日からは、帰化に原則10年の在留を求める運用が始まりました。平口洋法務大臣が2026年3月27日の会見で発表したもので、法律を変えたのではなく審査の運用の変更です(共同通信の英文配信)。法務省のページにも「10年以上在留していることなど、日本社会に融和していることが必要」と書かれています。
たとえばジョシュ・ホーキンソン選手は、2017年夏に来日して2023年2月に日本国籍を取りました。来日から約5年半です。帰化には日本語の作文も書いたと、本人が寄稿で明かしています。帰化を決めた理由はジョシュ・ホーキンソンはなぜ帰化した?にまとめました。
04ラグビーやサッカーより外国人の条件がゆるい?
| 競技 | 代表に国籍は必要? | 外国出身の選手の主な条件 |
|---|---|---|
| バスケットボール | 必要 | 16歳を過ぎて国籍を取った選手は1チーム1人まで |
| ラグビー | 不要 | 本人・親・祖父母がその国の生まれか、その国で5年(60か月)続けてプレーしている。人数の制限なし |
| サッカー | 必要 | 新しい国籍で出るには、本人・親・祖父母がその国の生まれか、18歳を過ぎてから5年続けて住んでいる。人数の制限なし |
※出典:FIBAの代表資格の規則、World Rugby 規定8(代表資格)、国際サッカー連盟(FIFA)の代表資格の規則。各競技の細かい例外は省いています。
「ラグビーより外国人の条件がゆるいの?」と調べる人もいますが、実はバスケのほうが厳しいです。ラグビーは国籍がなくても、その国で5年プレーするなどの条件を満たせば代表になれ、人数の制限もありません。
バスケは日本国籍が必要なうえ、16歳を過ぎてから国籍を取った選手は1人しか入れません。帰化選手が1人だけなので、その選手がチームの柱になりやすいのも特徴です。ホーキンソン選手は「帰化選手というのはチームにひとりしかない存在なので、その責任は大きい」と話しています(web Sportiva 2023年8月22日)。
05歴代の帰化選手は? 桜木ジェイアールからアレックス・カークまで
| 選手 | 日本国籍を取った時期 | 日本代表での主な出来事 |
|---|---|---|
| 桜木ジェイアール | 2007年 | 北京五輪予選(2007年アジア選手権)に出場 |
| アイラ・ブラウン | 2016年8月 | 国籍を取った直後に代表へ |
| ニック・ファジーカス | 2018年4月 | W杯2019アジア予選の突破に貢献。W杯2019に出場 |
| ライアン・ロシター | 2019年12月 | 2020年2月のアジアカップ予選 台湾戦でデビュー |
| ギャビン・エドワーズ | 2020年1月 | 東京2020オリンピックの帰化枠 |
| ジョシュ・ホーキンソン | 2023年2月 | W杯2023でアジア1位、パリ2024オリンピック、W杯2027予選 |
| アレックス・カーク | 2024年1月 | 2024年11月にデビュー。2026年アジア競技大会で銀メダル |
※出典:web Sportiva(2017年1月5日・2022年1月4日)、大阪エヴェッサの取材記事、神奈川新聞 カナロコ、Number、日本オリンピック委員会、各クラブの発表。主な選手だけを載せています。
日本代表の帰化選手の先がけとして知られるのが、元NBA選手の桜木ジェイアールさんです。2007年に日本国籍を取り、北京五輪予選を兼ねたアジア選手権に出場しました(web Sportiva 2017年1月5日)。
2018年4月に帰化したニック・ファジーカスさんは、W杯2019アジア予選で4連敗中だった日本の流れを変え、本大会出場につなげました。2021年の東京オリンピックではギャビン・エドワーズ選手が帰化枠に入っています。
2026年はホーキンソンとカークが1つの枠を分け合った
2023年からは、ホーキンソン選手が帰化枠の中心です。W杯2023では日本がアジア1位になり、48年ぶりに自力でオリンピックの出場権を取りました(テレ東スポーツ 2023年9月2日)。
2026年は、2024年に帰化したアレックス・カーク選手と試合ごとに1つの枠を分け合いました。2月の中国戦はカーク選手、3月の韓国戦や7〜8月のW杯予選はホーキンソン選手、9月のアジア競技大会はカーク選手です。2月の中国戦について、桶谷大ヘッドコーチ(監督)は「コンディションを見たときに間違いなくアレックスのほうが良かった」と説明しました(バスケットボールキング 2026年2月26日)。
2026年11月26日(レバノン戦)・29日(カタール戦)のW杯予選の登録メンバーは、10月20日時点でまだ発表されていません。予選の順位と日程はW杯2027アジア予選の記事、カーク選手の代表入りの経緯はアレックス・カークはなぜ日本代表?で読めます。
06【データ】B.PREMIERの帰化選手は11人。なぜ大きい選手ばかり?
当サイトの選手図鑑で、2026-27シーズンのB.PREMIER(Bリーグの最上位)26クラブの登録選手355人を調べると、帰化選手は11人いました。平均身長は205.3cmで、日本人選手241人の平均187.2cmより18.1cm高くなっています。
206cm以上の選手は、帰化選手11人のうち7人いるのに、日本人選手241人では7人だけです。日本代表の帰化枠にセンター(ゴール下を守る背の高い選手)が選ばれやすい背景には、日本人選手の中に、この高さの選手がとても少ないことがあります。日本経済新聞も、帰化選手に「高さ・得点力」を期待すると書いています(2020年2月20日)。
| 選手(若い順) | クラブ | 年齢 | 身長 |
|---|---|---|---|
| メイヨ ニック | 広島ドラゴンフライズ | 29歳 | 206cm |
| ジョシュ・ホーキンソン | 東京サンロッカーズ | 31歳 | 208cm |
| アレックス・カーク | 川崎ブレイブサンダース | 34歳 | 211cm |
| カイル・リチャードソン | 横浜ビー・コルセアーズ | 35歳 | 198cm |
| エヴァンス ルーク | アルティーリ千葉 | 35歳 | 203cm |
| ライアン・ロシター | アルバルク東京 | 37歳 | 206cm |
| 河田 チリジ | 信州ブレイブウォリアーズ | 37歳 | 208cm |
| ジョシュ・ハレルソン | 三遠ネオフェニックス | 37歳 | 208cm |
| ほか3人 | ― | 38〜39歳 | 201〜206cm |
※年齢は2026年10月20日時点。身長・生年月日はB.LEAGUE公式の選手プロフィール。ほか3人はギャビン・エドワーズ(宇都宮)、ウィリアムス ニカ(千葉J)、トーマス・ケネディ(三河)。「帰化」の区分は公式に表記が無いため当サイトの集計で、ケネディ選手は推定です。
11人のうち6人が37歳以上で、20代はメイヨ選手(29歳)だけです。日本代表の帰化枠は、この中から1人を選ぶ形になります。各選手の身長・所属は選手図鑑で、ほかの選手と並べて確かめられます。
よくある質問
バスケ日本代表に外国籍の選手は出られますか?
出られません。日本代表としてプレーするには日本国籍が必要です。外国出身の選手は、帰化して日本国籍を取ってから代表に入ります。
帰化選手は試合に何人まで出られますか?
国際大会の登録メンバー(12人)に入れるのは1人までです。16歳になってから国籍を取った選手が対象で、国際バスケットボール連盟(FIBA)の代表資格の規則で決まっています。
八村塁選手は帰化選手ですか?
帰化選手ではありません。父がベナン出身、母が日本人で、生まれたときから日本国籍です。2026年8月31日のカタール戦では、帰化選手のジョシュ・ホーキンソン選手と同じ12人に入っています。
Bリーグの「帰化選手」と日本代表の「帰化枠」は同じですか?
別のルールです。Bリーグの「帰化選手」は、クラブの選手登録で外国籍選手と分けて数える区分で、人数の決まりはリーグの規程にあります。日本代表の帰化枠は、国際大会の12人に入れる人数の決まりです。
2026年11月のW杯予選の帰化枠はだれですか?
2026年10月20日時点で、11月26日(レバノン戦)・29日(カタール戦)の登録メンバーは発表されていません。2026年はジョシュ・ホーキンソン選手とアレックス・カーク選手が試合ごとに1つの枠を分け合いました。
まとめ:バスケ日本代表の外国出身選手は、帰化した1人まで
- バスケ日本代表は全員が日本国籍。外国籍の選手は出られない
- 16歳を過ぎて国籍を取った帰化選手は12人のうち1人まで(FIBAの規則)
- 八村塁選手のように生まれたときから日本国籍の選手は帰化枠に入らない。16歳より前から日本国籍だったことはパスポートで示す
- 帰化は法律で5年以上の居住などが条件。2026年4月からは原則10年の在留を求める運用
- ラグビーは国籍不要で人数の制限もない。バスケのほうが外国出身選手の条件は厳しい
- 2026年はホーキンソン選手とカーク選手が1つの帰化枠を分け合った
帰化した選手の素顔はジョシュ・ホーキンソンの日本語と人柄で、日本代表の強さはバスケ日本代表の世界ランキングで読めます。日本代表の選手がどれだけ調べられているかは注目度ランキングで確かめられます。
※この記事の情報は2026年10月20日時点のものです。
出典・参考
- 日本経済新聞(2020年2月20日)バスケ男子代表、帰化枠争い火花 高さ・得点力に期待 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55871270Q0A220C2UP6000/
- Number(2020年2月15日)帰化選手のロシターが加入して──。バスケ代表の競争、成長、自己犠牲。 https://number.bunshun.jp/articles/-/842525?page=4
- 国際バスケットボール連盟(FIBA)の代表資格の規則(Internal Regulations Book 3)
- 法務省「帰化許可申請」 https://www.moj.go.jp/MINJI/minji78.html
- Adnkronos(2026年3月27日・共同通信の英文配信)Japan to Introduce 10-Yr Residency Requirement for Nationality https://english.adnkronos.com/2026/03/27/japan-to-introduce-10-yr-residency-requirement-for-nationality/
- バスケットボールキング(2026年8月30日)バスケ男子日本代表のカタール戦ロスター発表 https://basketballking.jp/news/japan/20260830/629946.html
- バスケットボールキング(2026年2月26日)ホーキンソン選外の理由は「コンディション」桶谷HCが理由説明 https://basketballking.jp/news/japan/20260226/598445.html
- web Sportiva(2017年1月5日)桜木ジェイアール&高橋マイケルが語る「日本バスケの過去・現在・未来」 https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2017/01/05/_split/?page=2
- web Sportiva(2023年8月22日)ジョシュ・ホーキンソン インタビュー https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2023/08/22/post_11/
- プレジデントオンライン(2024年7月31日)ジョシュ・ホーキンソン 寄稿 https://president.jp/articles/-/84145?page=2
- web Sportiva(2022年1月4日)東京五輪の布陣と帰化枠 https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2022/01/04/203p/
- Number(2020年)ロシターの日本代表デビュー https://number.bunshun.jp/articles/-/842690
- 神奈川新聞 カナロコ ファジーカスの帰化と日本代表 https://www.kanaloco.jp/sports/basketball/bravethunders/entry-150469.html
- 日本オリンピック委員会(JOC)東京2020・パリ2024 バスケットボール男子日本代表選手
- テレ東スポーツ(2023年9月2日)48年ぶりの五輪自力出場が確定 https://www.tv-tokyo.co.jp/sports/smp/articles/2023/09/029775.html
- World Rugby 規定8(代表資格)
- B.LEAGUE公式 選手プロフィール(B.PREMIER 2026-27シーズン登録選手) https://www.bleague.jp/roster/