- 富永啓生は
NBAに 行けた? - ネブラスカ大では
どんな 活躍を した? - ペイサーズとの
契約と Gリーグで 何が あった? - サマーリーグの
成績は? - NBAは
諦めたの?
富永啓生選手は、
目次
01富永啓生はNBAに行けた? 公式戦には出ていない(2026年10月時点)
| 時期 | NBAに向けたできごと |
|---|---|
| 2019年 | 桜丘高校を卒業し、アメリカのレンジャー短大へ |
| 2021〜2024年 | NCAA1部のネブラスカ大でプレー。4年生で平均15.1得点 |
| 2023年 | NBAドラフトへの参加を表明したが、5月に取り下げて大学に残る |
| 2024年6月 | NBAドラフトで指名されず |
| 2024年7月 | インディアナ・ペイサーズとエグジビット10契約で合意 |
| 2024-25 | ペイサーズ傘下のGリーグ、インディアナ・マッドアンツでプレー |
| 2025年6〜7月 | Bリーグのレバンガ北海道に入団。そのうえでNBAサマーリーグに出場 |
※出典:web Sportiva(2023年6月5日・2025年9月26日)、日刊スポーツ(2024年6月28日)、デイリースポーツ(2024年7月5日)、バスケットボールキング(2025年4月8日・7月26日)。
富永啓生選手は、NBAのチームと契約したことはありますが、NBAの公式戦には出ていません(2026年10月時点)。2024年にインディアナ・ペイサーズと結んだのは、開幕前の練習に参加するための「エグジビット10」という契約でした。実際にプレーしたのは、NBAの下部リーグにあたるGリーグです。
アメリカでは高校卒業後の2019年から2025年まで、短大・大学・Gリーグと6シーズンを過ごしました。2025年6月に日本のレバンガ北海道へ入団し、2026年10月時点もB.PREMIERでプレーしています。ただ本人は、NBAを目指すことをやめたとは話していません。
02アメリカの大学では? レンジャー短大からネブラスカ大のエースに
富永選手は2019年、テキサス州のレンジャー短大に入りました。アメリカの名門大学で監督を務めた経験のあるビリー・ギリスピー氏が指導していた学校です(Number Web 2023年8月29日)。短大で2シーズンを過ごし、2020年11月に、NCAA(全米大学体育協会)1部のネブラスカ大への入学を正式に決めました。
ネブラスカ大では1年目こそ出場機会が少なかったものの、3年生で1試合平均13.1得点、4年生では平均15.1得点まで伸ばしました(web Sportiva 2025年9月26日)。4年生のシーズンには、チームを10年ぶりのNCAAトーナメント(全米大学選手権)に導いています(朝日新聞 2024年4月14日)。
大学最後の舞台になったのは、2024年4月4日(現地)のNCAAの3ポイントコンテストです。決勝で19点を記録して優勝し、最後の1本を打った直後に、ボールの行方を見ずに客席の方へ振り向くパフォーマンスで会場を沸かせました(バスケットボールキング 2024年4月5日)。
実は、3年生を終えた2023年にもNBAドラフトに参加を表明しています。ペイサーズの練習(ワークアウト)に参加したうえで、期限の直前に取り下げ、ネブラスカ大に残りました。本人は「どの道に進むのが一番レベルアップするのかなとよく考え、決断しました」と話しています(web Sportiva 2023年6月5日)。
03ドラフトとペイサーズ:指名なし、エグジビット10で契約
大学を卒業した2024年、富永選手はNBAドラフトの前にサクラメント・キングス、ロサンゼルス・クリッパーズ、シカゴ・ブルズの練習に参加しました。しかし、6月27日(現地)のドラフトでは指名されませんでした。本人は「今は日本代表に専念」と話し、パリ五輪で活躍してNBAのチームからオファーを受けることを目標にしています(日刊スポーツ 2024年6月28日)。
このとき、若手が出る夏の大会「サマーリーグ」への出場の誘いもありましたが、パリ五輪の日本代表の活動を優先して断ったと、本人が2025年に明かしています(バスケットボールキング 2025年6月29日)。
- NBAのシーズン開幕前のトレーニングキャンプに参加する選手向けの契約
- 給料の保証がない、最低年俸の契約
- 開幕までに解除されても、そのチームの傘下のGリーグのチームと契約できる
※出典:デイリースポーツ(2024年7月5日)。渡邊雄太選手や馬場雄大選手も過去に同じ形の契約を結んでいます。
2024年7月、富永選手はペイサーズからエグジビット10契約のオファーを受け、受け入れたとマネジメント事務所が発表しました(デイリースポーツ 2024年7月5日)。ただ、楽しみにしていたトレーニングキャンプには参加できず、シーズンはGリーグから始まりました(バスケットボールキング 2025年4月8日)。
04Gリーグで何があった? 出場は25試合・平均7.8分
2024-25シーズン、富永選手はGリーグのインディアナ・マッドアンツでプレーしました。チームの50試合のうち出場は25試合で、1試合平均7.8分・3.4得点にとどまりました(バスケットボールキング 2025年4月8日)。上の図のように、ネブラスカ大のころの3分の1以下の出場時間です。
出場が少なかった理由について、マッドアンツのトム・ハンキンスHCは「ディフェンスは彼にとって非常に難しい課題になっている」と話しています。シュート力は認めつつ、体を強くし、守備で向上しなければいけないという評価でした(web Sportiva 2025年1月8日)。本人も「ディフェンスは、自分が一番成長しないといけないと思っています」と受け止めていました。
それでも、シーズンの途中にはチャンスをつかみかけています。2025年2月16日には、Gリーグのオールスター(アップネクストゲーム)に河村勇輝選手とともに出場し、5得点を挙げました(スポーツナビ 2025年5月6日)。2月13日(現地)のバーミングハム戦では、シーズン最長の約22分出場して自己最多の17得点を記録しています。
052025年のサマーリーグ:3試合で平均5得点、馬場雄大とも対戦
レバンガ北海道と契約したあとの2025年7月、富永選手はペイサーズの一員としてNBAサマーリーグに出ました。夢を後押しするとして、レバンガが参加を認めています(バスケットボールキング 2025年6月29日)。
結果は3試合に出場して、1試合平均11.1分・5得点でした。ニューヨーク・ニックス戦では、ニックスで出場していた馬場雄大選手と自ら望んでマッチアップしています。最終戦のニューオーリンズ・ペリカンズ戦では先発し、12得点を挙げました(バスケットボールキング 2025年7月26日)。
大会を終えた富永選手は、「全然不可能じゃない場所には来ていると思います」と話しました。そのうえで「日本で、Bリーグで成長して、またこうやって大きな舞台に戻って来られるようになりたい」と続けています(同)。
06NBAは諦めた? 本人の言葉は「NBAへの近道を探す」
| 時期 | 本人・クラブの言葉(要旨) |
|---|---|
| 2025年6月3日 | 「何が1番良い選択なのかを考えながらNBAに向けた近道を探していきたい」 |
| 2025年6月9日 | 「レバンガに来ることが一番自分の最終的な目標であるNBAに行く一番の近道なのかなと思いました」 |
| 2025年7月 | NBAに行くには「最低でも2Way(契約)ぐらいのオファーをもらわないといかないと思います」 |
| 2025年8月21日 | レバンガ北海道:4年契約の間でも、海外挑戦には全面的に協力する方針 |
※出典:スポーツニッポン(2025年6月3日)、日本テレビ(2025年6月9日)、バスケットボールキング(2025年7月26日)、日刊スポーツ(2025年8月21日)。2Way契約は、NBAとGリーグの両方でプレーできる契約。
「富永啓生 nba 諦めた」「無理」と調べる人もいますが、本人がNBAを諦めたと話したことはありません。Bリーグを選んだときも、試合に長く出て成長することが、NBAへの近道になるという考えを話しています。
実際、レバンガでは1年目から全60試合に先発し、日本人トップの平均19.5得点を挙げました。本人も「昨シーズンまでは1本外したら『もう終わり』でしたが、今はそうではないので気楽にシュートを打っています」と話しています(web Sportiva 2025年9月26日)。
一方で、2025年のサマーリーグのあと、NBAのチームとの契約は発表されていません(2026年10月時点)。可能性がどれくらいあるかは、誰にも言い切れません。この先の動きは、レバンガ北海道や本人の発表で確かめるのが確実です。
よくある質問
富永啓生はNBAドラフトで指名されましたか?
されていません。2024年6月27日(現地)のNBAドラフトで指名はなく、その後ペイサーズとエグジビット10契約を結びました(日刊スポーツ 2024年6月28日、デイリースポーツ 2024年7月5日)。
富永啓生がいたGリーグのチームは?
ペイサーズ傘下のインディアナ・マッドアンツです。2025-26シーズンからはチーム名が「ノブルズビル・ブーム」に変わりました(バスケットボールキング 2025年6月29日)。
ネブラスカ大はどこにありますか?
アメリカ中西部のネブラスカ州にある大学で、ホームアリーナには約1万5千人が入ります(朝日新聞 2024年4月14日)。富永選手のいたころは、町で声をかけられるほどの人気者だったと報じられています(4years. 2024年7月5日)。
日本人でNBAの公式戦に出た選手は?
田臥勇太選手、渡邊雄太選手、八村塁選手、河村勇輝選手の4人です。富樫勇樹選手や馬場雄大選手もNBAのチームと契約しましたが、公式戦には出ていません。
まとめ:富永啓生はNBAの手前まで行き、Bリーグで次の機会を待つ
- 富永啓生選手はNBAの公式戦には出ていない(2026年10月時点)
- 2019年に渡米し、レンジャー短大からネブラスカ大へ。4年生で平均15.1得点、NCAAトーナメントに出場
- 2024年のドラフトでは指名されず、ペイサーズとエグジビット10契約を結んだ
- Gリーグでは25試合で平均7.8分・3.4得点。守備が課題とされた
- 2025年はレバンガ北海道と契約したうえで、サマーリーグに出場
- 本人はNBAを諦めたとは言っておらず、「NBAへの近道」としてBリーグを選んだ
レバンガ北海道を選んだ理由と4年契約は富永啓生はなぜレバンガ北海道に?で、同い年の河村勇輝選手のNBAでの歩みは河村勇輝の契約解除の理由は?で読めます。ほかの日本人選手の挑戦は富樫勇樹のNBA挑戦、馬場雄大はNBAに行けた?、山崎一渉はNBAに行った?にまとめています。
※この記事の情報は2026年10月23日時点のものです。
出典・参考
- web Sportiva(2023年6月5日)富永啓生の決断は「本当に最後の最後」 NBA挑戦は持ち越し https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2023/06/05/_nba/
- Number Web(2023年8月29日)大柴壮平 “異端シューター富永啓生”の父・啓之さんが語る https://number.bunshun.jp/articles/-/858608
- 朝日新聞(2024年4月14日)富永啓生の才能とがらせた元日本代表の思考 息子は米国でヒーローに https://www.asahi.com/articles/ASS455QY6S41UTQP00H.html
- 4years.(2024年7月5日)青木美帆 富永啓生が文武両道に励んだ米国での5年間 https://4years.asahi.com/article/15312848
- バスケットボールキング(2024年4月5日)ネブラスカ大の富永啓生が3Pコンテスト優勝 https://basketballking.jp/news/world/ncaa/20240405/481218.html
- 日刊スポーツ(2024年6月28日)富永啓生はNBAドラフトで指名なし https://www.nikkansports.com/sports/news/202406280000226.html
- デイリースポーツ(2024年7月5日)富永啓生がNBAペイサーズと「エグジビット10」契約 https://www.daily.co.jp/general/2024/07/05/0017849332.shtml
- web Sportiva(2025年1月8日)杉浦大介 NBAを目指す富永啓生が語った決意 Gリーグ所属チームのHCに聞く苦闘の理由 https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2025/01/08/nbaghc/
- バスケットボールキング(2025年4月8日)山脇明子 富永啓生がNBA挑戦1シーズン目を総括 https://basketballking.jp/news/world/20250408/533155.html
- スポーツナビ(2025年5月6日)杉浦大介 富永啓生がアメリカでのプロ挑戦1年目にぶつかった壁 https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2025050100001-spnavi
- スポーツニッポン(2025年6月3日)富永啓生「何が1番良い選択なのか…」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2025/06/03/kiji/20250603s00011000162000c.html
- 日本テレビ(STV)(2025年6月9日)クラブ史上最高の年俸で契約!富永啓生選手がレバンガ入団会見 https://news.ntv.co.jp/category/sports/st2f09bc052a3249788aa48613ecb465e2
- バスケットボールキング(2025年6月29日)富永啓生がNBAサマーリーグ挑戦 https://basketballking.jp/news/world/20250629/551887.html
- バスケットボールキング(2025年7月26日)山脇明子 富永啓生がサマーリーグを完走 https://basketballking.jp/news/world/20250726/556877.html
- web Sportiva(2025年9月26日)永塚和志 富永啓生の「ディープスリー」は必見! https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2025/09/26/hc_2/?page=2
- 日刊スポーツ(2025年8月21日)北海道・富永啓生のクラブ史上最長4年契約 https://www.nikkansports.com/sports/news/202508210001512.html